兵庫県議会議員 大矢たくじの県政報告です。今回は文教常任委員会での調査・審議の内容を中心に、教育を取り巻く課題と取組をわかりやすくお伝えします。本ページは県政報告として発行しています。(なお、他の委員会等の内容についても今後お伝えする予定です)
日頃より県政に温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
兵庫県議会の文教常任委員会では、こどもたちが安心して学び、自分らしく成長できる教育環境の実現に向けて、高校教育や特別支援教育、教職員の確保、学校施設、私学・大学、文化財など、幅広いテーマについて調査・審議を重ねています。
今回のページでは、令和7年度に行われた文教常任委員会の調査内容を中心に、県政報告をお届けします。県内各地域の学校・教育施設で伺った現場の声や、県外の先進事例も、今後の政策提言に生かしてまいります。
兵庫県議会議員 大矢たくじ
令和7年度、文教常任委員会では3つの継続調査事件を柱に、教育委員会・総務部教育課からの説明聴取と質疑を重ねました。あわせて、県内4地域と新潟県で現地調査を実施しています。
変化の大きい時代を生き抜く力を育む教育、すべてのこどもが自分らしく安心して過ごせる環境、安心・安全で質の高い学びを実現する教育環境について、現場の声を聴きながら審議しています。
県内4地域(但馬・丹波、東播・淡路、阪神、西播)の学校・教育施設に加え、新潟県で県外調査を実施しました。
社会の変化を予測することが難しい時代に、子どもたちが自ら考え、課題を見つけ、他者と協働して解決する力を育む教育を調査しました。高校教育、義務教育、特別支援教育に加え、防災教育や情報教育、キャリア形成などの取組を確認しました。知識の習得だけでなく、一人ひとりが将来を切り開くための判断力・表現力・社会性を伸ばすことが重要です。
不登校やいじめ、家庭環境、障害の有無などにかかわらず、すべての子どもが安心して学び、過ごせる環境づくりを調査しました。人権教育、社会教育、地域教育を通じて、学校・家庭・地域・関係機関が連携する支援体制を確認しました。子どもの声を丁寧に受け止め、多様な学び方や居場所を確保し、誰一人取り残さない教育を進める必要があります。
教育の質を支える教職員の確保と資質向上、長時間勤務の改善などの働き方改革について調査しました。老朽化する学校施設の改修、災害や暑さへの備え、ICT環境、経済的事情に左右されない修学支援も確認しました。教職員が子どもと向き合う時間を確保し、すべての学校で安全かつ質の高い教育を受けられる基盤整備が求められます。
少子化や地域の人口変化を踏まえ、県立高校の配置と特色化、学校間連携、学科・コースの在り方を調査しました。留学、キャリア教育、地域や企業との協働、私立高校授業料無償化が県立高校や進路選択へ及ぼす影響も確認しました。生徒の多様な希望に応え、地域から選ばれる魅力ある高校づくりを進めることが重要です。
障害のある子ども一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導と支援を実現するため、特別支援学校や通常学級での教育環境を調査しました。教員や支援員の配置、医療・福祉との連携、通学や施設設備、卒業後の進路支援について確認しました。本人と保護者の意向を尊重し、地域の中で継続して学び、成長できる切れ目のない支援が必要です。
阪神・淡路大震災の教訓を継承し、自ら命を守り地域で助け合う力を育てる防災教育について調査しました。端末やインターネットを適切に活用する力、個人情報や情報モラル、ネット上のトラブルを防ぐ教育も確認しました。実践的な訓練とデジタル学習を充実させ、災害と情報社会の双方に対応できる子どもを育てることが重要です。
建学の精神や特色ある教育を担う私立学校への支援と、兵庫県立大学をはじめとする県内大学の教育・研究の充実を調査しました。授業料負担の軽減、施設整備、大学と地域・企業の連携、若者の県内定着につながる取組を確認しました。国の制度変更も踏まえながら、公私がそれぞれの強みを生かし、多様な学びの選択肢を守る必要があります。
公民館や図書館などを活用した社会教育・地域教育と、世代を超えて学び合える環境づくりを調査しました。地域の歴史や文化を伝える文化財について、適切な保存、災害対策、公開・観光・学校教育での活用を確認しました。住民が地域への理解と愛着を深め、貴重な文化資源を次の世代へ確実に引き継ぐ取組が求められます。
委員会の自主的な活動として、特に検討を要するテーマを選定して行う調査研究です。令和7年度は「部活動の地域展開と部活動改革の推進」をテーマに、有識者からの意見聴取や県内外の事例調査を行いました。
急速な少子化や教員数の減少により学校部活動の維持が難しくなる中、こどもたちのスポーツ・文化芸術活動の機会を将来にわたり確保するため、地域展開の課題と今後の方向性を調査しました。
県内各地域の学校・教育委員会、新潟県の先進事例を調査し、専門家からも意見を聴取しました。地域によって課題の深刻さは異なるため、国のガイドラインを活用しながら、地域ごとの実情に応じた解決を進めることが重要です。
教育的意義の継承と発展学校と地域クラブが活動方針を共有し、部活動が担ってきた成長や交流の機会を地域全体で支えます。
多様な団体との連携学校、市町、スポーツ・文化芸術団体、企業などが連携し、指導者・活動場所・移動手段を確保します。
安全確保とセーフティネット指導者研修や相談窓口を整え、不適切な指導を防ぐとともに、経済状況や障害の有無にかかわらず参加できる環境を目指します。
生徒・保護者・県民への丁寧な周知改革の理念、活動内容、会費・保険などを地域の実情に即して示し、対話と合意形成を重ねます。
原文はこちら部活動の地域展開と部活動改革の推進について PDFを開く(兵庫県議会のページへ)
文教常任委員会では、県内の教育現場を把握するため、県内を4つの地域に分けて現地調査を実施しました。学校や教育施設を訪問し、現場の取組と課題を直接伺いました。
関宮学園、香住高校、城崎中学校、丹南中学校、篠山鳳鳴高校などを訪問。
播磨中学校、別府中学校、高砂高校、北淡中学校などを訪問。
川西カリヨンの丘特別支援学校、県立大学新長田ブランチ、芦屋高校、学文中学校などを訪問。
デモクラティックスクールまっくろくろすけ、姫路海稜高校、白鷺小中学校、千種高校などを訪問。
現地調査や委員会活動の写真やチラシを掲載予定です。