兵庫県議会議員 大矢たくじの県政報告です。今回は健康福祉常任委員会での調査・審議を中心に、地域福祉、子育て、障害者支援、医療・健康づくりなど、誰もが安心して暮らせる兵庫に向けた課題と取組をわかりやすくお伝えします。本ページは県政報告として発行しています。


日頃より県政に温かいご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
兵庫県議会の健康福祉常任委員会では、地域福祉、高齢者支援、子ども・子育て、障害者支援、県立病院、地域医療、健康づくり、生活衛生など、県民のいのちと暮らしに直結するテーマについて調査・審議を重ねています。
今回のページでは、令和7年度に行われた健康福祉常任委員会の調査内容を中心に、県政報告をお届けします。県内各地域で伺った現場の声や、県外の先進事例も、今後の政策提言に生かしてまいります。
兵庫県議会議員 大矢たくじ
令和7年度、4つの継続調査事件を柱に、所管部局からの説明聴取と質疑を重ねました。あわせて、県内4地域と北海道で現地調査を実施しています。
福祉部と保健医療部、病院局の施策を所管し、地域で支え合う福祉基盤、子ども・高齢者・障害者への支援、持続可能な医療提供体制について審議しています。
県内4地域に加え、北海道で県外調査を実施しました。
高齢者、障害者、子育て家庭、生活に困難を抱える人を地域全体で支えるため、相談支援と見守りの体制を調査しました。社会福祉法人や地域団体との連携、福祉人材の確保・育成、施設や在宅サービスの基盤整備について確認しました。制度の狭間にある課題を早期に把握し、必要な支援へ確実につなげる地域福祉力が求められます。
高齢になっても住み慣れた地域で安心して生活できるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に提供する地域包括ケアを調査しました。介護人材の確保、認知症本人と家族への支援、介護予防や社会参加の取組も確認しました。地域差を踏まえ、本人の尊厳と希望を大切にした持続可能な支援体制が必要です。
妊娠・出産から子育て期まで、家庭の状況に応じて切れ目なく支援する体制を調査しました。保育、相談、ひとり親支援、児童虐待やDVの早期発見と保護、こども家庭センターなど関係機関の連携を確認しました。子どもの安全と権利を最優先に、保護者が孤立せず安心して子育てできる地域づくりを進めることが重要です。
障害のある人が地域で自分らしく暮らし、学び、働き、社会参加できる環境づくりを調査しました。相談支援、住まい、就労、移動、医療的ケア、家族支援の充実と、施設・情報のバリアフリー化を確認しました。本人の意思決定を尊重し、障害の有無によって参加の機会が失われないユニバーサル社会を目指します。
救急・高度専門医療や地域医療を担う県立病院について、診療機能、人材確保、施設整備、収支の状況を調査しました。人口減少や医療需要の変化、物価・人件費の上昇を踏まえ、病院間の役割分担や地域の医療機関との連携を確認しました。経営改善と必要な医療の確保を両立し、県民から信頼される病院運営を続けることが重要です。
県民の健康寿命を延ばすため、健診・検診、生活習慣病予防、運動や食生活の改善など健康づくり施策を調査しました。感染症、がん、難病、こころの健康、自殺対策について、予防から早期発見、治療・相談支援までの体制を確認しました。年齢や地域にかかわらず、必要な情報とサービスへアクセスできる環境が求められます。
地域で必要な医療を将来にわたり提供するため、医師・看護職などの確保と偏在対策を調査しました。救急、周産期、小児、へき地、在宅医療の体制と、病院・診療所・介護事業者・市町の連携を確認しました。患者が症状や生活状況に応じた適切な医療を受けられるよう、県が広域的な調整機能を果たすことが重要です。
医薬品や医療機器を安全に使用できるよう、流通・販売の監視、薬物乱用防止、薬局の地域での役割を調査しました。食品衛生、生活衛生営業、飲料水、動物愛護など、日常生活の安全を守る検査・指導体制も確認しました。事故や健康被害を未然に防ぎ、発生時には原因究明と情報提供を迅速に行うことが求められます。
委員会の自主的な活動として、特に検討を要するテーマを選定し、有識者からの意見聴取や県内外の事例調査を行いました。
人口減少や医療人材不足、物価高騰など病院を取り巻く環境が厳しさを増す中、地域に必要な医療を将来にわたり提供するため、病院の役割分担と経営の在り方を調査しました。
県内各地域と県外の先進事例を調査し、専門家や現場関係者からも意見を聴取しました。地域ごとの実情を踏まえ、関係主体が将来像を共有しながら施策を進めることが重要です。
経営と医療提供体制を一体で改革収支改善だけでなく、地域に必要な医療を守る視点から改革を進めます。
地域ニーズに応じた役割分担急性期・回復期・慢性期、在宅医療の機能を地域全体で適切に分担します。
医療・介護・在宅の連携病院から在宅まで切れ目なく支える地域完結型の連携体制を強化します。
県の調整機能と透明な支援データに基づく将来像を共有し、県が広域調整と必要な支援を担います。
原文はこちら令和7年度 常任委員会調査報告書 PDFを開く(兵庫県議会のページへ)
県内4地域の病院、福祉施設、研究機関、こども家庭センターなどを訪問し、地域医療と福祉を支える現場の取組と課題を調査しました。
淡路医療センター、健康科学研究所、特別養護老人ホーム竜山常寿園などを訪問。
福祉のまちづくり研究所、西宮病院、川西市立総合医療センターなどを訪問。
波賀診療所、ささゆり会、はりま姫路総合医療センターなどを訪問。
ウェルワークたんば、丹波医療センター、但馬長寿の郷などを訪問。
現地調査や委員会活動の写真やチラシを掲載予定です。